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# 「超少子化を語る」を嘲う……
2006.01.05 Thursday
ある程度正月気分も抜けてきましたので、「鴻巣分校」も2006年の業務を開始したいと思います。皆さん今年もよろしく。
さて、大本営が特典に吊られて購読を決めた読売新聞では、少子化に関する言説が昨日から始まりました。団塊世代の礼賛記事も3日から始まりました。まあ、これだけでもいきなり暗雲が立ち込めて来るのですが、社説でもその電波っぷりを発揮してくれています。あまりにも私の「期待」通りの展開に、腹を抱えて笑っているところです。福笑いなら3が日だけで終わるが、これが365日続くのではたまらない。
「超少子化を語る(2)……キャノン社長、御手洗富士夫」(読売1月5日朝刊)
まあ次期経団連会長の言うことだから、まともなビジョンが出てくるはずもないとは思っていましたが、全くの予想通りの電波ぶりに失笑を禁じ得ませんでした(その点では4日朝刊の猪口少子化相のインタビュー記事には大きな失点がなかった)。記事は読売新聞サイトにはありませんでしたが、全文引用は無意味ですので、本文は図書館なり何なりで読んでいただくとして、私が問題だと感じた発言をここに晒し上げることにします。
電波1「今日の若者の就業の様子を見ていても、フリーター、ニートと言われる層に果たして本当の就業意欲があるのか」……
派遣社員やフリーターなどの不安定雇用制度は、人件費負担や社会保険負担を軽減するために財界の要請によって生まれたものであることを否定して、若年層の就業意欲といった人格面にその主因を求めることは筋違いではないのか。そもそも本当の就業意欲とはどのような行動及び結果を示すのでしょうか。あ、あなた方の走狗のひとり、中谷彰宏の本によれば、こういう「質問返し」行為は社会人として失礼な行為でしたか、いやーすみませんね、なにぶん当方は正社員としての勤務経験がないものでね(藁)
電波2「なにをするにも社会が悪いから、企業が悪いから、という風潮はいかがなものかと思いますね」……
変ですねえ。なんでも自己責任、ということは経団連のみならず配下の日経や読売、産経その他メディア媒体でもさんざん主張していらっしゃる。「自己責任論」を否定ないし批判することも許さないような空気を作り出しているのはあなたがただと思うのですが。実際「自己責任」言説を批判するメディアの声は聞こえてはきていてもわずかですし。なのになぜ、このように「風潮」と呼べるほどの潮流が起こっている、俺達(企業)は被害者だなどという被害妄想まがいの発言をなさるのでしょうか?
電波3「個人はあれもこれも企業や社会のせいにすることなく、強い個人になることを目指していただきたい」……
強い個人、というのはどういう意味でしょうか。経済基盤の強さでしょうか。それとも財界の要請にこたえられるだけの能力を持った人間になることをお求めでしょうか。で、あなた方はバブル期も含め史上空前の利益を挙げ、お金の力で政治に口を出し、経団連に有利な政治を要求することができますが、個人にはそれはできません。社会がどのようにまずい方向に変わろうとも、異議を申し立てることはまかりならぬ、強い個人であれという言葉はそのような意味ですか?
電波4「損益の理屈で動く民間企業のセンスを行政にも生かさないと、グローバリズムについていけなくなる」……
グローバリズムってアメリカ式資本主義の意味だというのは賛否に関わらず常識ですが、まさか経団連会長になろうという会社の社長がそれを知らずに言っているわけではないですよね? で、そのアメリカ式でなければならない理由、そしてそれについていけなくなった場合のデメリットはどこにあるのかを説明されたい。恐らくグローバリズムに乗り遅れることによるデメリットなど微々たるものでしょうがね。
評価:F
少子化問題(問題なのかどうかも怪しいが)に対する認識が根本的に誤っている上に、問題解決の手段を提示していない。「平凡な学生の課題案よりもひどい」(渡辺豊和)ね、ケッヽ(´ー`;;)ノ
さて、大本営が特典に吊られて購読を決めた読売新聞では、少子化に関する言説が昨日から始まりました。団塊世代の礼賛記事も3日から始まりました。まあ、これだけでもいきなり暗雲が立ち込めて来るのですが、社説でもその電波っぷりを発揮してくれています。あまりにも私の「期待」通りの展開に、腹を抱えて笑っているところです。福笑いなら3が日だけで終わるが、これが365日続くのではたまらない。
「超少子化を語る(2)……キャノン社長、御手洗富士夫」(読売1月5日朝刊)
まあ次期経団連会長の言うことだから、まともなビジョンが出てくるはずもないとは思っていましたが、全くの予想通りの電波ぶりに失笑を禁じ得ませんでした(その点では4日朝刊の猪口少子化相のインタビュー記事には大きな失点がなかった)。記事は読売新聞サイトにはありませんでしたが、全文引用は無意味ですので、本文は図書館なり何なりで読んでいただくとして、私が問題だと感じた発言をここに晒し上げることにします。
電波1「今日の若者の就業の様子を見ていても、フリーター、ニートと言われる層に果たして本当の就業意欲があるのか」……
派遣社員やフリーターなどの不安定雇用制度は、人件費負担や社会保険負担を軽減するために財界の要請によって生まれたものであることを否定して、若年層の就業意欲といった人格面にその主因を求めることは筋違いではないのか。そもそも本当の就業意欲とはどのような行動及び結果を示すのでしょうか。あ、あなた方の走狗のひとり、中谷彰宏の本によれば、こういう「質問返し」行為は社会人として失礼な行為でしたか、いやーすみませんね、なにぶん当方は正社員としての勤務経験がないものでね(藁)
電波2「なにをするにも社会が悪いから、企業が悪いから、という風潮はいかがなものかと思いますね」……
変ですねえ。なんでも自己責任、ということは経団連のみならず配下の日経や読売、産経その他メディア媒体でもさんざん主張していらっしゃる。「自己責任論」を否定ないし批判することも許さないような空気を作り出しているのはあなたがただと思うのですが。実際「自己責任」言説を批判するメディアの声は聞こえてはきていてもわずかですし。なのになぜ、このように「風潮」と呼べるほどの潮流が起こっている、俺達(企業)は被害者だなどという被害妄想まがいの発言をなさるのでしょうか?
電波3「個人はあれもこれも企業や社会のせいにすることなく、強い個人になることを目指していただきたい」……
強い個人、というのはどういう意味でしょうか。経済基盤の強さでしょうか。それとも財界の要請にこたえられるだけの能力を持った人間になることをお求めでしょうか。で、あなた方はバブル期も含め史上空前の利益を挙げ、お金の力で政治に口を出し、経団連に有利な政治を要求することができますが、個人にはそれはできません。社会がどのようにまずい方向に変わろうとも、異議を申し立てることはまかりならぬ、強い個人であれという言葉はそのような意味ですか?
電波4「損益の理屈で動く民間企業のセンスを行政にも生かさないと、グローバリズムについていけなくなる」……
グローバリズムってアメリカ式資本主義の意味だというのは賛否に関わらず常識ですが、まさか経団連会長になろうという会社の社長がそれを知らずに言っているわけではないですよね? で、そのアメリカ式でなければならない理由、そしてそれについていけなくなった場合のデメリットはどこにあるのかを説明されたい。恐らくグローバリズムに乗り遅れることによるデメリットなど微々たるものでしょうがね。
評価:F
少子化問題(問題なのかどうかも怪しいが)に対する認識が根本的に誤っている上に、問題解決の手段を提示していない。「平凡な学生の課題案よりもひどい」(渡辺豊和)ね、ケッヽ(´ー`;;)ノ

